日本擬似餌釣り連盟(J.L.A.A.)は、ルアーの釣りの全国的釣会の組織団体であります。 ルアーの釣りは、スピン・キャスティング、フライ・キャスティング、サーフ・キャスティング、トローリング等、海水淡水を問わず、すべて擬似餌で釣る釣りのことを言います。 欧米諸国では、餌釣りはほとんど行なわれずして、すべてがルアーの釣といっていいでしょう。 現在の日本の釣りは、多くは漁業から転化したもので、自然的に多獲主義、多獲優位の思想が強調される結果、自ら乱獲におちいりやすく、しかも産業公害と相まって、魚族の減少は著しいものがあり、現在ですら釣れることの少ない日本の釣りの現状において、この状態が数年も続けば、自然はますます破壊されて、魚族は全く全滅される暗澹たる将来しか残されていません。 そこでルアーの釣りを楽しむ私たちの仲間は、禁漁期間、体長制限を守るのは当然であるが、特に釣技の指定を標榜して、これを厳守することによって多獲を防止し、稚魚を保護して、日本の釣りの将来を良くするために、日本擬似餌釣連盟(J.L.A.A.)を結成したのであります。 ルアーの釣りは、餌釣りでは想像もできなかった大物が釣れるので、体長制限は自ずから守られ、消極的に魚族の減少を防ぐばかりでなく、積極的には釣り場の開拓、魚族放流事業を行なわんとするのが当連盟の目的のひとつでもあります。 全般諸界のご理解を頂いて、「ルアーフィッシング」を発刊する運びに至りましたが、日本の釣りの将来に黎明をもたらすものと深く信じておる次第であります。(1970年) |